新型コロナウイルス感染症対策のためのフェイスマスク増産

新型コロナウイルス感染症パンデミック(世界的大流行)の拡大により、医療用マスクの不足が、世界が直面する問題の一つとなっています。ASSAB はこの状況の改善に力を入れています。ASSABは、マスクの生産能力の引き上げが求められるアジア太平洋地域のマスクメーカーに対し、当社が誇る専門知識の提供と、材料の支援を行っています。

ASSAB は、ここ数週間にわたり、フェイスマスクメーカー向けに、Vanadis 4 Extra SuperClean や Vanadis 8 SuperClean などのトップクラスの粉末 工具鋼を提供しサポートしています。これらの鋼種を使うことで、金型の寿命を延ばし、ダウンタイムを最低限に抑えることができるので、マスクの増産が可能になります。

当社が誇るトップレベルの粉末工具鋼である Vanadis 4 Extra SuperClean および Vanadis 8 SuperClean は、安定した工具性能と、長く信頼できる工具寿命が特長です。この性能を発揮できるのは、耐摩耗性と延性を兼ね備えているからです。他の高合金粉末工具鋼と比べて、優れた機械加工性と研削性を発揮できるのは、バランスの取れた化学成分と、SuperClean粉末製鋼法を用いて製造しているからです。ロータリーカッターには、長寿命、高い耐摩耗性および耐チッピング性、優れた切断能力およびエッジ保持性、良好な機械加工性および研削性、さらにエッチング性が求められますが、これらは粉末工具鋼であれば容易に実現可能です。

 

着用するフェイスマスクの高品質を見極めるには?

マスクの品質は、マスクの中心に使用されるメルトブロー不織布の品質によって大きく左右されます。高品質なメルトブロー不織布は、薄くて高密度かつ均一性が高く、ウイルスの遮断率は 99.9%近くに達します。また高品質なメルトブロー不織布を使用したマスクは、装着時の息苦しさも軽減されます。低グレードなマスクの中には、メルトブロー不織布が全く使用されていないものもあります。メルトブロー不織布は、良質の外科手術用マスクの中心となるフィルター層に使われる素材です。

メルトブロー金型に使用される型材には、良好な寸法安定性と機械加工性が求められます。Mirrax 40, Corrax, RoyAlloy および Stavax ESR はこの用途に適した鋼材です。

ASSAB は、Mirrax 40 を型材として提供し、メルトブロー金型を製作する金型メーカーをサポートしてまいりました。従来のメルトブロー金型に使われていたステンレス鋼に比べ、Mirrax 40 は、エレクトロスラグ再溶解 (ESR) 法を用いて製造することで、硫黄の含量と非金属含有量が少ない清浄度が高い鋼材となっており、耐チッピング・耐割れ性に優れ、また良好な機械加工表面が得られます。

ASSAB は、このパンデミックが終息するまでの間、中国で医療用マスクに使用される高品質なメルトブロー不織布用の金型を製造する金型メーカーに優れた型材を提供しています。

詳細は営業部までお問い合わせ下さい。