ASSAB XW-42は、主に良好な耐引掻き摩耗性が要求される中ロット生産に適した高合金工具鋼です。 クロムを12%含有し、冷間工具に使用される最も一般的なタイプの工具鋼です。
ASSAB XW-42 2は、W.No.1.2379に近いプレミアムグレードです。 その製造方法により均質なミクロ組織を実現し、標準鋼種と比較して機械加工性と工具性能が向上しています。
- 高い耐摩耗性により、摩耗が主な問題となる用途で工具寿命を延ばすことが可能。
- 一般的な冷間加工用途に適した圧縮強度
メリット
- 工具にかかるコストが必要な部品数の生産コストの合計の大部分を占める場合、ASSAB XW-42は、中ロット生産の工具に適したコストパフォーマンスに優れたオプションです。
- ASSAB XW-42は、耐引掻き摩耗性に対する要求は高いが、耐チッピング性に対する要求はそれほど高くない用途で非常に有用です。 摩耗性が強い被加工材のプレス加工、一般的な薄肉材のブランキング、バックアッププレート、パンチホルダープレートなどがその適用例です。
- ASSAB XW-42 は。冷間加工用の工具鋼タイプとして最も一般的な鋼種であるため、他のほとんどの冷間加工鋼よりも幅広いサイズが揃っています。