押出成形(プラスチック)

押出成形は、加熱して可塑化した樹脂をダイスの開口部から押出し、所望の形状にする成形方法です。 押出した樹脂は、室温の大気中に放置し、特定の温度に制御した水槽または圧縮空気で冷却してから、所定の長さに切断します。 完成品の形状・寸法に押出成形するために、冷却時には特殊なキャリブレータを使用します。

押出成形は、機能上、様々な特性が求められる工業部品の成形に使われます。 キャリブレータの多くは、急速冷却に適したアルミニウム製です。一方、押出ダイスには通常、鋼材が使用されます。 押出ダイスに要求される強度は中程度ですが、耐食性および耐摩耗性については高いレベルが要求されます。 一般的にプリハードン鋼は、標準的な押出成形に十分な強度がありますが、ガラス繊維添加樹脂向けの押出ダイスは窒化処理されるのが一般的です。

ASSABは、このような用途に適した鋼材として、ASSAB 718 HH (Impax HH), Nimax, Mirrax 40 などのプリハードン鋼、Stavax ESR, Mirrax ESR およびCorraxなどの 総焼き鋼を幅広く揃えています。これらは樹脂の種類および要求硬さに応じて選ぶことができます。